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リソースフルネスに行こう!

これもD & I ( Diversity & Inclusion) かも!?



支援を行う上で、さまざまな人がさまざまな方法でかかわることは、とても大切なことです。

社会資源(ソーシャル・リソース)とは、支援の目的を達成するために必要なすべてのもの、例えば、人、場所、モノ、情報などを指します。


例えば、発達障害を持った方が仕事に就きたいとなったら、どんなリソースがあるでしょうか?


団体としては、ハローワーク、障害者就業・生活支援センター、障害者職業センター、病院のデイケア、就労移行支援事業所、NPOなどの就労に関する民間団体などが思いつきます。市区町村の障害福祉課、社会福祉協議会なども力を貸してくれます。それぞれに、相談に乗ってくれる人がいます。


上にあげたのは、行政を中心としたフォーマルなものが多いですが、地域に密着したインフォーマルなリソースもたくさんあります。

ボランティア団体もそうですし、なんなら、近所のおせっかいなおばさんだってリソースです。親戚のおじちゃんやおばちゃんも頼りになるかもしれません。


さらには、形があるものだけではなく、制度、法律、情報もリソースです。制度や法律の知識・運用、支援に関する最新の情報など、いろいろなリソースがあり得ます。


一般的に言って、ある一か所とのつながりが切れたら孤立してしまうような支援の形は好ましくありません。つながりは多い方が良いのです。強弱のある様々なつながりを、多層的に築くことが重要です。その人をコアとした、多様なリソースからなるネットワークを作るのです。


「リソースフルネス」という言葉があります。この言葉は、「解決に必要な資源が豊富であること」という意味と同時に、「困難な状況下で、解決の方法を見つけることができる能力」という意味もあります。

支援者は常に「リソースフルネス」を心掛けたいものです。



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